そもそも定期検診とは❔
そもそも定期検診とは?
「治療が終わったら定期検診に来てくださいね」と、歯医者で言われますね。
くぼ歯科クリニックでも患者様に定期健診の呼びかけをしています。でも定期健診にはなかなか行く気になれない、予約したのに忘れてしまったという方もいらっしゃいます。
歯の定期検診の役割は主に3つです。患者様のご自宅のケアだけではしきれないフォローを行っていきます。
- ①虫歯・歯周病・その他トラブルが起きていないかのチェック
- ②歯石や着色のお掃除
- ③自宅での歯のケアのアドバイス
なかなか自身では、初期虫歯や磨き残しには気がつけないものです。
定期健診に通っていれば、見つかったとしても初期虫歯の可能性が高いでしょう。初期虫歯であれば、1回、2回の通院で完治して治療費も比較的安く済みます。
定期検診は高い?でも通うことでお財布にも健康にも良い
定期検診の料金は高い?しかし実は、日本の歯医者の治療費は先進国の中ではかなり安いのです。
1つの治療費を例にとると右のグラフのようになります。アメリカなどでは治療費は全て自由診療ですから治療費は非常に高くなります。
日本の保険制度は、歯の治療を受けやすくする優秀なシステムなのです。
年に1万円を払い続けてるのは大変!定期健診のメリットは?
しっかりと定期検診に通うと年間1万円程になります。お金は価値のあるところに使いたいですよね。特に効果が実感しにくいものにお金は払いたくないものです。
「口の中の病気は、万病の元」と、当院は考えています。
中日新聞で、定期検診で歯を継続的にケアした方の方が将来的に支払う医療費が抑えられたという調査がありました。(中日新聞 2011年3月11日)
歯医者での定期検診は障害医療費を抑えるということは、いいかえれば・・・全身の病気のリスクを遠ざけるということになります。
確かに、今健康な方ですと定期健診代は高いと感じてしまうかもしれませんが、長い目で見た時にはお口の中を健康に保つことは全身の健康に繋がります。
健康でいられるということへの投資だと考えて通っていただきたいですね。
定期検診ではどんなことをするの?
当院では定期検診はおおよそ60分の治療時間で終了します。その間に歯科医師・歯科衛生士が以下のようなことを行っていきます。
①虫歯・歯周病の検査
視診での虫歯のチェックと、歯周ポケットの深さを検査して歯茎の状態を診ていきます。必要があればレントゲンを撮ることもあります。
②歯石とり・着色とり
歯についた歯石を機械で除去してから、ブラシに薬剤をつけて着色を取ります。つるつるの歯に磨きあげることで汚れが付きにくくなります。
③ケアの指導
普段ご自宅でされているケアの方法をアドバイスします。歯ブラシ、歯間ブラシの当て方や、磨き残しが多い所のアプローチをお伝えしていきます。
歯医者でのケアは大切とはいったものの、お口のケアのほとんどは患者さんがされる回数が多いですよね。ご自宅などでもできるだけ虫歯や歯周病にならないように1人1人に合ったケアを指導させていただきます。続けていくと毎日すっきりとしたお口で過ごせると思いますよ。
歯医者の定期検診は痛い?
歯の定期健診では、痛みを感じる方も中にはいらっしゃいます。
虫歯治療のような麻酔を使用しての処置ではありませんが、過去に歯医者での痛い経験があると足が重くなりますよね。
そこで、定期検診でどんな時に痛みを感じやすいのかを説明していきます。
痛みを感じやすいのは①歯茎の検査をするとき②歯石をとるときの2つだと考えられます。
① 歯茎の検査をするとき
細い棒のようなもので、歯と歯茎の間の歯周ポケットと呼ばれる深さを測る検査です。
この際に、チクっとしたわずかな痛みを感じます。 耐え難いほど痛い、という方はもしかしたら歯茎に炎症があるのもしれません。
② 歯石を取るとき
歯石をとるときに痛みを感じるかたがいます。
機械で歯石をとっていくと、お掃除した後に知覚過敏のような、沁みたり、痛みがあったりする方がいます。
この痛みは多くの場合、数日でなくなるものですが、治療中にどうしても痛いと感じる方は施術者に伝えてください。
機械のパワーを下げるなどの処置を行います。
大切なのは、定期健診に通い続けること
くぼ歯科クリニックでは、通っていただく患者様がずっと健康で笑顔で過ごしていただくことを目標に診療しています。
治療に対してもちろん真剣に取り組んでおりますが、本当に大切なのは完治後に虫歯やトラブルを繰り返さないことです。治療には通院時間も費用もかかってきます。
できるだけ患者様の負担を少なく、健康維持するためには定期健診は欠かせません。
どうか、多くの患者様がお口のことで悩んでしまうことがないようメンテナンスに通っていただきたいと思っております。